中国プラくず輸入量 4・7%増の840万トン

2012年03月30日

ゴムタイムス社

 プラスチック工業連盟が「プラ工連ニュース」で発表した中国の貿易統計から作成した統計によると、 中国のプラスチックくずの2011年の輸入量は、前年比4・7%増の840万トンとなった。

 中国の輸入量は、2007年までは毎年100万トンずつ伸長したが、07年以降は数量は低下しているが、順調に増加している。2003年の302万4千トンから順調に増え、2011年には838万7千トンに達した。

日本のシェアは2003 年に10%を超えたがその後は輸入禁止などもあり大幅に減少、2006 年以降は再び大きく数量を伸ばし、2011 年のシェアは2003 年以来10%を超えた。樹脂別に見るとPET のシェアが高く、PVC は極端にシェアが低くなっている。 「プラスチックくず」とは、一般に産業廃棄物となった樹脂や成形品のこと。

 内訳を見ると、ポリエチレンが328万7千トンで最も多く、PETの166万6千トンとPVCの118万7千トンと続く。 そのうち日本からの輸入量は84万2千トンで、国別シェアは香港、ドイツに次いで第3位となっている。

 

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