ダウ・ケミカル日本　エポキシ樹脂を値上げ

　ダウ・ケミカル日本㈱は23日、エポキシ樹脂製品を２０１２年４月１日出荷分より 値上げすると発表した。

 　値上げする製品は、ピスフェノールA型液状エポキシ樹脂、ピスフェノール A 型固形および溶剤カット樹脂、臭素化エポキシ樹脂、その他エポキシ樹脂の４製品で、いずれもキロあたり40円値上げする。

 　原油、プロピレン、ベンゼンなどの価格が上昇し、エポキシ樹脂原料であるエピクロル ヒドリン(ECH) 、ピスフェノーノレA、溶剤などのコスト高騰を招いており、この結 果、同製品の採算が著しく悪化したため、同社は、エポキシ樹脂の安定供給および採算性の改善に向けて、２０１２年 第 l次となる値上げ実施を決定した。

エポキシ樹脂は、自動車・船舶用塗料、重防蝕・般防蝕塗料、接着剤、電気・電子用 積層板などに広く利用されている。同社は、エポキシ樹脂および ECHの世界最大級のメーカー。