松本榮一JSR特別顧問のお別れ会

2012年04月03日

ゴムタイムス社

 去る2月1日に75歳で亡くなった松本榮一氏(元代表取締役会長・元代表取締役社長・現特別顧問)のお別れの会が3月27日、ホテルオークラ東京「平安の間」で開かれた。
 午前11時30分から開始されたが、故人の人柄を反映し、開始直後から祭壇に向かう参列者の行列ができ、634人の参会者が想い想いに献花を捧げ、最後の別れを惜しんだ。
 松本榮一氏は昭和11年11月16日、千葉県に生まれ、昭和36年3月東京大学経済学部卒、同年4月日本合成ゴム株式会社(現 JSR株式会社) 入社、昭和62年6月同社取締役、平成2年6月同社常務取締役、平成5年6月同社取締役社長、平成9年12月日本合成ゴム株式会社をJSR株式会社へ改称、平成13年6月JSR株式会社取締役会長、平成17年6月同社相談役、平成19年7月同社特別顧問(現)に就任。
 参列者に配布された故人の経歴書には「平成5年から同13年までの8年間JSR生え抜きの最初の代表取締役社長(7代目)として経営の陣頭指揮を執り、社長就任時はバブル崩壊の影響で会社の業績が急速に悪化したため、直ちに「緊急声明」を出し、自らが委員長となった「構造改革委員会」のもとで不退転の決意で改革に取り組んだ。既存事業の構造改革による収益安定化、成長分野の選択と集中による事業育成に取り組み、事業安定化の基盤を構築し、また創立40周年にあたる平成9年には社名を変更するという英断を下した」と記されていた。
 献花を終えた参列者は喪主らと挨拶を交わし、会場で懇談した。各人が松本氏との想い出を語り、故人の冥福を祈った。

 

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