宇部興産 第52回研究費援助金受賞者決定

2012年04月03日

ゴムタイムス社

 (財)宇部興産学術振興財団は、選考委員会の受賞候補選考を経て、3月15日の理事会において、第52回(平成23年度)研究援助の対象として、応募総数95件の研究テーマから10件の受賞を決定した。
 「学術奨励賞」9件及び医学部門の若手研究者を対象とした「渡辺記念特別奨励賞」1件の計10件に対し、合計1000万円の学術研究費援助を実施する。

 同財団は、宇部興産㈱の初代会長である渡辺剛二翁の遺志により学術の振興を目的として1954(昭和34)年に設立された(財)渡辺記念学術奨励会を発展的に引き継ぐものであり、1998(平成10)年に現在の名称に改称された。わが国における学術研究を奨励し、研究施設の充実を図るとともに、学術研究を志す者を援助し、学術文化の発展に寄与することを目的としている。2010(平成22)年9月に内閣府より公益認定を受け、公益財団法人として登記された。

 贈呈式は、5月30日(水)にANAクラウンプラザホテル宇部(山口県宇部市)にて、特別講演と併せて開催する予定。特別講演は、東京大学の西林仁昭(にしばやし・よしあき)准教授(大学院工学系研究科)に、「明日の化学-Haber-Bosch法を超えるアンモニア合成-」をテーマに、化石燃料に代わる次世代エネルギーとしての可能性について分かりやすく説明をしてもらう。

 なお、次回の援助金テーマの募集は本年9月から11月を予定しており、6月に当財団のホームページに募集要項を掲載予定。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー