東洋ゴム工業㈱のタイヤ国内販売会社である㈱トーヨータイヤジャパンは、オリジナル新ジャンルタイヤ「CFt(シーエフティー)」のサイズ展開を拡大し、2012年4月から発売を本格展開すると発表した。
同社は、「突然の雪でも街中で安心して走行できる夏タイヤがほしい」などの、都市圏を中心とした非降雪地域のドライバーのニーズに応じ、夏タイヤ性能に冬タイヤ性能を兼備したクロスファンクショナルタイヤ(Cross Functional Tire)を開発。これを新ジャンルの乗用車用タイヤ「CFt」とし、2011年9月より、全国のタイヤ専業店で構成されるトーヨータイヤショップ会を通じて、先行販売を行ってきた。
好評を受けて、サイズ展開をさらに充実させ、販売チャネルを全ての流通経路に拡大。4月14日より、本格的に販売を開始するとしている。
同商品は、トレッドパターンデザインに非対称パターンを採用。IN側はブロック基調のウェーブサイプで冬性能を重視、OUT側はリブ基調のストレートサイプを採用し夏タイヤ性能を発揮。また、IN側はドライ/ウェットなどの様々な性能をバランス良く発揮し、OUT側はスノー/ドライ路面で高いグリップ力を発揮するよう、夏タイヤへの冬性能の付加を実現するために最適な非対称ゴム配合となっている。