バンドー化学は2日、2012年度入社式を開催した。 68名の新入社員に対して、谷和義社長のあいさつは次のとおり。
本日、新しい仲間として68名の新入社員の皆さんをお迎えできた事を、会社を代表してお祝い申し上げます。
さて、昨年は、東日本大震災、台風による水害やタイの大規模水害など国内外で多くの自然災害に見舞われた1年となりました。東日本大震災では、当社足利工場も一部被災しましたが、東北地方を中心に未曾有の大災害となりました。こうした中、今年、被災地を含む東北3県から4名の方が入社されました事を嬉しく思います。しかしながら、被災地では、1年が経過した今でもまだまだ大変な状況が続いております。1日も早い復興のために、私たちが何をすべきかを今後も考えながら、出来得る協力を続けていきたいと考えています。
当社は、1906年の創業以来、ゴム・プラスチック製品のパイオニアとして、新技術や新製品の開発を行ってきた「ものづくり」の会社です。長い歴史と伝統ある会社で働く事に誇りを持ち、大きく変貌する世界情勢に対し、自らが変わる事を良しとし、果敢に挑戦する勇気を持って、仕事に取り組んで下さい。入社式に当たり、皆さんに常に心がけて頂きたい事が3つあります。
1つ目は「グローバルに目線をおいて挑戦する事」です。近年、世界情勢は大きく変化し、そして更に加速しています。様々な変化に対応していくためには、グローバルに目線をおいて挑戦できる人材は不可欠であり、皆さんには、広い視野を持って物事に取り組み、今までのやり方を一変するような発想の転換と柔軟な考え方を持って、挑戦頂きたいと思います。私たちは新しい事やグローバルに挑戦する姿勢を大事にしています。従って、皆さんには、まず最低でも世界共通語である英語を身につけ、異文化の壁を乗り越えていく挑戦を大いに期待しています。
2つ目は「仕事を通じて自分を磨いてほしい事」です。仕事とは、やらされたり、与えられるものではなく、自ら楽しさや面白さを求めて取り組むものです。そのためには、どんな仕事でもまずはやってみる事、全力を出して徹底してやり抜く事を心掛けて下さい。「自分で考える姿勢」を持てば、徐々に仕事の世界が見えてきます。見えてくると、仕事にも自分にも自信がつき、その仕事が面白くなってきます。自分で考えて仕事をした人と受身で言われた事だけをした人とは一年後、二年後、そして十年後の力は雲泥の差となります。仕事を通じて、ぜひ自分を磨いて下さい。
3つ目は「報連相を徹底し、コミュニケーションを円滑にする事」です。様々な人が集まる会社において、コミュニケーションは非常に大切です。組織の中では、周囲の人と関わる事なく完結する仕事はありませんし、コミュニケーションの基本が、報告・連絡・相談の頭文字をとった「報連相」です。報連相ができれば仕事の結果のみならず、職場の人間関係にもよい影響を与えます。いきいきと働ける職場をつくりあげていくためにも、報連相を徹底し、コミュニケーションを円滑にして下さい。
皆さんは、まずは会社のルールを知って、まずは上司や先輩に大いに質問して仕事を覚えて下さい。そして次は、難しい事に挑戦して下さい。「何が何でもやり切る気持ちと行動力」と「挑戦する勇気」を持って、私たちと一緒にバンドーの発展を支えていってほしいと心から期待しています。
2012年04月09日