三ツ星ベルト インドに新工場を建設

2011年07月29日

ゴムタイムス社

三ツ星ベルト㈱は7月27日、インドに自動車用ベルトの新工場を建設すると発表した。インドには、日系および外資系自動車メーカーが数多く進出しており、今後の成長が見込まれ、タイムリーで安定した供給体制を構築する上での最初の生産拠点となる。2012年からの操業を計画している。 新会社は昨年12月に設立したが、社名は「ミツボシベルティングインディアプライベートリミテッド」。ムンバイ(マハラシュトラ州)のTTC工業団地に工場を建設する。 敷地面積は3000平方㍍で、資本金は4億ルピー(約8億円)、自動車用ベルトを2012年から生産する。取締役社長には中川文史氏が就任した。 インド自動車部品工業会では、自動車部品市場は07年度の180億㌦から15年度には400億㌦まで成長するとの予測を発表している。インド国内に自動車部品の調達事務所を設置する企業が年々増加しており、日欧米韓の自動車メーカーをはじめとして約100社が進出しているといわれている。 先進国より10~15%割安で低価格ながら品質管理意識が高く、生産体制が柔軟、熟練労働者が比較的豊富で、国際水準の研究開発力を持つといった利点が市場拡大の背景にある。 三ツ星ベルトでは「日系および外資系自動車メーカーが数多く進出しており、大きな成長が見込まれるインド市場において、タイムリーで安定した自動車用ベルトの供給体制を構築する上での初の生産拠点と考えている」としており、市場動向をみながら事業拡大を目指す考え。インド拠点の売上高は、5年後に5~10億円を目指す。 〈ムンバイ新工場〉 ▽所在地=マハラシュトラ州ナビムンバイTTC工業団地 ▽操業開始=2012年

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