東海ゴム インド北部に防振ゴム新工場

2012年04月04日

ゴムタイムス社

   東海ゴム工業は4日、インド北部、首都デリー近郊に自動車用防振ゴムの新工場を建設すると発表した。2013年11月の量産開始を予定している。
 経済発展が著しいインドでは、南部バンガロールと北部デリーの両都市近郊に国内外の自動車メーカーの工場が集積し、年々生産台数を拡大させている。 同社は2008年5月に、自動車用防振ゴムを製造・販売する100%出資の現地子会社Tokai Rubber Auto-PartsIndia Private Ltd.(略称:TRIN)を設立し、バンガロール近郊の工場で2012年1月より生産を開始している。
 同社では南部への製品供給体制は整ったが、同工場から遠く離れた北部への製品輸送には輸送コストや安定供給の面で課題があったことから、インド北部での新工場建設を検討していた。
 今回の新工場は、インド北部ファリダバードで自動車用ホースを製造するTokaiImperial Rubber India Private Ltd.(略称:TIR)、TRINのバンガロール郊外の自動車用防振ゴム工場に続く、インドで3ヵ所目の生産拠点となり、インド国内の主要な自動車生産拠点への納入体制が大幅に拡充されることとなる。

<デリー近郊新工場の概要>
所在地 : インド ラジャスタン州
ニムラナ工業団地フェーズⅡ
(デリー中心部の南西約120km)
従業員数 : 約140 名 (2015 年度見込み)
工場面積 : 敷地 約40,000 ㎡、建屋 約3,600 ㎡
総投資額 : 約8 億ルピー(約14 億円※)
着 工 : 2012 年4 月下旬
売 上 高 : 約7 億ルピー
(約13 億円※、2015 年度見込み)
<TRIN の概要>
所在地 : インド カルナタカ州 ハロハリ工業団地フェーズⅡ
(バンガロール中心部から南西約40km)
事業内容 : 自動車用防振ゴムの製造・販売
資本金 : 8 億5000 万ルピー(約15 億円※)
デリー近郊の新工場新設に伴い13 億ルピー(約23 億円※)に増資
代表者 : 社長 林 直樹
従業員数 : 約340 名(北部工場含む、2015 年度見込み)
工場面積 : 敷地 約40,000 ㎡、建屋 約9,600 ㎡(バンガロール近郊の工場)

デリー近郊新工場の完成予想イメージ

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