住友ゴム工業 2012年度入社式を開催

2012年04月09日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は2日、本社で入社式を開催した。

 池田育嗣社長以下役員10名が出席のなか、総合職65名が入社した。新入社員に対して、池田社長のあいさつは以下のとおり。
当社グループ事業は、タイヤでは、グローバル化を推し進め海外で積極的に販売を行うとともに、国内では低燃費を武器とした高付加価値タイヤの拡販が実を結びつつあります。スポーツでは、国内でのゼクシオブランドに加え、米国のクリーブランド社を活用した海外事業の展開が進んでいます。産業品事業についても、制振材、医療用ゴム栓などの成長商材を軸として、近年力強い成長をとげてきました。しかしながら、各事業を取り巻く環境は予断を許しません。私たち自身が先んじて変わり続けることで、この環境変化に打ち勝たなければなりません。皆さんには、当社グループのさらなる発展の原動力となってくれることを期待し、社長として3つのお願いをしたいと思います。
1.戦闘力を高め、競争優位に立つ
 環境などの変化はすべての企業にとってピンチであると同時に、飛躍への大きなチャンスです。あらゆる面で進化するために、スピード感を持って、一人ひとりが持つ戦闘力である決断する力、実行する力を高めていく必要があります。新しい仕組みやアイデアを実現して、時代の先頭ランナーとなることを目指しましょう。
2.夢を持ち、実現させる
 最新技術を搭載した特殊吸音スポンジ付タイヤや石油外天然資源タイヤに現れているように、当社グループはダンロップが持つ先進性を受け継いでいます。これからも夢のある商品、経済の発展や地球環境の保全に大きな価値をもたらす製品を世に送り続けていきたい、社員が夢を語り実現させることができる会社でありたいと考えています。会社の目標と皆さんの夢とがうまく重なって、皆さんが頑張れば会社が発展し、会社の成長が皆さんの夢を広げていく。そういう会社が社会をわくわくさせ、幸せにすることができるのだと考えています。
3.住友の事業精神「信用・確実を旨とし、浮利を追わず」を心にとどめる
 企業は利益追求を目指すのは勿論ですが、法令遵守はもとより、環境への配慮や地域社会との共存など、広く企業の社会的責任を全うした上でなければなりません。私たちには住友グループに400年脈々と伝わる住友の事業精神があります。この精神に学び、やましさのない正々堂々とした心構えで仕事をしていただきたいと思います。
最後に、人間力を磨いて高めてください。信頼され、尊敬される人間はどこでも通用します。自律した社会人となるよう意識して行動してください。住友ゴムグループのさらなる発展を目指して私たちと共に歩んでいきましょう。

 

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