トヨタ自動車㈱のインドにおける車の製造・販売子会社トヨタ・キルロスカ・モーター(Toyota Kirloskar Motor Pvt.Ltd. )は、同社で生産している「エティオスシリーズ(セダン及びハッチバック)」の南アフリカ向け輸出開始に伴い、現地時間4月4日(水)10:30(日本時間14:00)より、インド チェンナイ近郊のエンノール港で記念式典を実施した。
輸出台数は、年間2万台を予定している。
式典には、インド カルナタカ州 内務・運輸省アショカ大臣、同州 重工業省ニラニ大臣ほかの来賓を迎え、同社ビクラム キルロスカ副会長、中川宏社長ら約200名が出席。輸出港となるエンノール港で輸出1号車が船積みされ、同社初の輸出開始を祝った。中川社長は「輸出開始という新たなフェーズに入った。今日は、トヨタにとって記念すべき日となる」と語った。
『トヨタグローバルビジョン』において新興国は重点分野の一つであり、新興国での販売の伸張を表明。インドの自動車市場の拡大に伴い、同社の生産能力を現在の21万台/年から、2013年には31万台/年まで拡大することも決定している。今回の完成車輸出を機に、インドを完成車及びトランスミッションの生産供給拠点として、発展させていく考えだ。
【会社概要】
▽社名 トヨタ・キルロスカ・モーター㈱
(Toyota Kirloskar Motor Pvt.Ltd.)
▽代表社長 中川 宏 社長
▽設立時期 1997年10月6日(生産開始1999年12月)
▽所在地 カルナタカ州バンガロール市の郊外
▽生産車種 イノーバ、フォーチュナー、カローラ、エティオス、エティオス リーバ
▽資本金 70億ルピー
▽出資比率 TMC:89%、キルロスカ・グループ:11%
▽従業員数 約6,200名(2012年2月末時点)