タイヤ協会調査 エコドライブは金銭的な理由が8割

2012年04月05日

ゴムタイムス社

 一般社団法人日本自動車タイヤ協会は4月8日のタイヤの日を前に、20代~50代のドライバー男女400名を対象に「タイヤの空気圧点検についての意識調査」を実施した。

  近年流行のエコドライブとタイヤの空気圧点検についての関連性を調査したところ、ドライバーの約8割が「普段からエコ(エコロジー)を心掛けている」と回答した。その理由は「金銭的な節約のため」が約8割に達し、「環境・地球のため」の約7割を抜いてトップとなった。エコな運転への意識については、75.5%の人が「エコな運転を心がけている」と答え、エコドライブへの意識が非常に高まっていることがわかった。

 「エコな運転のために行なっていることは何ですか?」という問いでは、「加減速を減らす」(71.2%)、「ゆっくり発進」(70.9%)と運転操作上できるものが上位に入り、できることからコツコツと燃費に良いことを実行する、エコ=財布にやさしいドライバーの姿が浮き彫りになった。

 また、タイヤの空気圧点検について、「タイヤの空気圧の減少がもたらす弊害を知っていますか?」の問いには、8割強の人が「燃費が悪くなる」(80.5%)と答えており、多くの人がタイヤの空気圧とエコドライブの関連性を認識している。一方で、実際に行なっているタイヤの空気圧点検の頻度を聞いてみると、月1回以上の点検を行っていない人が6割強(64.4%)もいることがわかった。エコドライブを意識し、タイヤの空気圧点検がもたらす燃費向上についての認識はあるものの、実際のタイヤの空気圧点検については、タイヤ業界が推奨する月に1回の点検に対して、まだ十分ではないという結果になった。

 タイヤ協会では、適切なタイヤの空気圧管理等の重要性をお伝えするため、まもなく迎える「4月8日タイヤの日」をはじめ、年間を通したタイヤ点検の実施や、タイヤ使用管理リーフレット配布等の安全啓発活動を引続き展開していく予定。

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