三井造船㈱は、Petrochemical Corporation of Singapore 社がシンガポールで計画している年産10万トンのブタジエン製造プラントの建設工事を2012年3月30日に受注したと発表した。
同社は、PCS社向けに第一期ブタジエン製造プラントの1982年の納入以降、芳香族プラントやC4関連製造プラント、2006年にプロピレンプラントを製造しており、この実績が評価されたという。
ブタジエン製造プラントはシンガポール/ジュロン島のPCS社構内に建設され、2014年第二四半期からの商業運転を予定している。 ブタジエンは現在シンガポールで建設中の低燃費エコタイヤの原料プラントに供給される予定。
今回の受注によりシンガポールでの石油化学プラント建設工事の実績は1982年以降30件となる。
東南アジアでは石化投資が活発化しており、同社では今後ともシンガポールを初めとするアジア地域での受注活動を積極的に展開していくとしている。
2012年04月05日