日本ゴア㈱ は、大口径鋼製フランジ用ガスケットとして、新製品「ゴア®シリーズ５００ガスケットテープ」を日本市場に発売した。
同製品は最新の延伸PTFE(ePTFE)特許技術を用いており、従来の成形タイプの大口径ガスケットと比較し、メンテナンス時のトータルコストの大幅な削減とプラント稼動におけるトラブルを低減することが可能となる。
多方向配向フィブリル構造を有する延伸PTFE(ePTFE)１００%のスプールに巻かれたガスケットテープで、フランジのサイズや形状の複雑さにかかわらず、ユーザーが現場で即座に様々な形状にガスケットを成形することが可能であるためメンテナンスにかかる時間が大幅に削減される。
別の場所でガスケットを加工する時間が不要となり、また従来の成形タイプの大口径ガスケットでは必要だった搬送時の木枠パレットや施工時の特殊クレーンなどでの吊り上げ作業、ガスケットの慎重な取扱等も不要となる。また、攪拌シャフトや熱交換器のチューブ束などの用途では、施工時に機器を完全に解体せずとも数分で施工することが可能となる。さらに、従来のガスケットでは、垂直方向のフランジへの施工は複数の作業員による非常に困難な作業が伴ったが、ゴア®シリーズ５００ガスケットテープを使用すれば一人で単純に施工することが可能。
同製品使用により納期や施工時間が削減でき、プラント操業停止時間も減り、高い生産性を維持し、トータルコストの削減と利益の向上に貢献することが可能となる。
