明和ゴム工業
京都新工場が本格稼働 原材料、電力料金値上げに苦慮
「更に謙虚に! 更に賢く 飛躍を目指そう!」を2012年スローガンに掲げる明和ゴム工業㈱(本社/東京都大田区下丸子、坪井栄一郎社長)。
同社がこの1月に建設した「京都生産技術センター」(京都府相楽郡精華町精華台9―1―13)の本格生産が4月から開始された。
同センターは、これまで西日本での生産を担ってきた寝屋川市の大阪工場に変わる新たな生産拠点として建設されたもので、印刷用ゴムロール、工業用ゴムロールを生産する。総面積は約7,800平方メート ル、延べ床面積約3、500平方メートル(3棟)。今回の移転により、最先端の研究・生産体制へと移行し、生産能力は従来(大阪工場)の1・5倍となる。
同センター内では、生産工程で発生する廃熱を利用した空調システムなど、環境に配慮した省エネ設計や、厳しい品質に対応するためのクリーンな環境の生産ラインを実現している。