経産省はこのほど日系企業の海外現地法人動向をまとめた。昨年10―12月期を対象に、今年2月に調査を実施、結果を取りまとめた。調査対象は金融・保険・不動産を除く全業種の日本企業で、資本金が1億円以上、従業者数50人以上の直接出資と間接出資を合わせた出資比率が50%以上、従業者数50人以上の製造業の現地法人。
ドルベースによる売上高は2448億㌦、前年同期比0・5%増と四半期ベースで9期連続のプラスとなった。地域別では北米が同7・6%増、欧州は同3・7%増となったが、アジアは同3・9%減と9期ぶりにマイナスに転じた。
設備投資額(ドルベース)は89億6000万㌦、同30・5%増と7期連続のプラスとなった。北米が同69・1%増、欧州は同26・0%増、アジアは同22・6%増とプラス。一方、従業者数は370万9000人、前年同期比は4・0%増と8期連続のプラス。欧州が同4・9%増、北米は同3・8%増、アジアは同3・77%増となっている。
2012年04月09日