東レ・ダウコーニング㈱は、医療機器用材料として付加反応タイプのマルチコンポーネント型新シリコーンエラストマー Dow Corning® QP1 HCRシリーズの販売を開始する。
Dow Corning® QP1 HCR シリーズは、ベースポリマー、触媒、架橋剤、硬化遅延剤の4剤からなる付加反応タイプのシリコーンエラストマーで、触媒、架橋剤、硬化遅延剤の混合量を変えることで、物性のコントロールが可能で、加工特性も最適化できるメリットがある。また、白金触媒による付加反応タイプであるので不純物が少ないうえ、過酸化物硬化の場合に発生する反応による副生成物が無いエラストマー(ラバー)で、カテーテルのチューブ、コネクタ、バルブなどの医療機器用材料として適している。
何れの硬度であっても、金型成形や押し出し成形が可能なうえ、硬度が 25 度品はカテーテルのバルーンにも応用が可能。 製品の製造は、日本国内の工場で行っている。
同社は、パシフィコ横浜にて4月18日(水)より開催されるMEDTEC JAPAN (メドテック ジャパン) 2012(医療機器の製造・設計に関するアジア最大の展示会・セミナー) に出展し、同製品に関するプレゼンを予定している。