日本ミシュランタイヤ㈱は4月10日、厳選したレストランとホテルを紹介する「ミシュランガイド北海道 2012 特別版」のセレクションを発表した。今回掲載される施設は合計699軒で、このうちレストランが475軒、ホテルが133軒、旅館が91軒となっている。「ミシュランガイド北海道 2012 特別版」は4月20日(金)に発売される。
「ミシュランガイド北海道2012 特別版」レストランのセレクション
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4軒のレストランが三つ星() 12軒のレストランと1軒の旅館が二つ星() 50軒のレストランと2軒の旅館が一つ星() 121軒のレストランがビブグルマンとして掲載() 288軒のレストランが星・ビブグルマンは付かないがおすすめの店として掲載 |
「ミシュランガイド北海道2012 特別版」は海外のミシュランガイドと同様に、星が付かない店も数多く掲載しており、その中でも121軒にはビブグルマン()のマークが付いている。ビブグルマンとは、ミシュランのコーポレートキャラクターである「ビバンダム」こと「ミシュランマン」の顔をマークにした、コストパフォーマンスの高い食事を提供する、星は付かないお店の中でも特に調査員のおすすめのレストランを表す。「ミシュランガイド北海道2012特別版」では、3500円以下で食事ができるお店にこのマークが付いている。
また、ビブグルマンや星付き店の他にも、星は付かないが「おすすめの店」が、288軒掲載されている。また、「ミシュランガイド北海道 2012 特別版」には、うどん、カレー、串焼き、ジンギスカン、豚丼、豚肉料理、焼き肉、洋食、羊肉料理、ラーメン、スペイン料理、そしてピッツァという新しいカテゴリーも掲載され、バラエティーに富んだセレクションになっている。
ミシュランガイドでは、レストランや料理店のもてなし、しつらえ、器など、内装や外観、サービスなどを「快適さ」として()から()の5段階で分類していたが、今回新しく地元の料理を出す「簡素(シンプル)な店()」が追加され、同書では、「快適さ」が()から()の6段階で分類されている。ホテルの快適さは、今までと変わらず、「パビリオン」の ()から()で表され、旅館の快適さは()から()で表されている。
2010年の秋頃から、ミシュランの社員でありホテル・レストラン業界の専門知識を持つ専任の調査員たちが匿名で調査を行ってきた。すべてのミシュランの調査員たちは、料理やサービスの勘定をすべて自分で支払う。星の評価の基準は、北海道においても、ミシュランガイドの対象国である他の22カ国と同じ。同一の基準で判断することにより、ミシュランの星は、世界中どこでも同じ価値を持つ。札幌の一つ星のレストランは、ニューヨークまたはパリの一つ星と同じ価値を持つ。その同一の基準とは、素材の質、調理技術の高さと味付けの完成度、料理の独創性、コストパフォーマンス、そして常に安定した料理全体の一貫性の5つ。これらの基準は、日本料理をはじめとする、あらゆる種類の料理に適用することができる。
星は「皿の上のもの」、つまり純粋な料理の評価。
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一つ星 |
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そのカテゴリーで特に美味しい料理 |
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二つ星 |
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遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理 |
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三つ星 |
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そのために旅行する価値がある卓越した料理 |
を表す。一つ、あるいは複数の星が付いたレストラン・料理店は、その国の中だけではなく、世界的にも優れているということ。
日本ミシュランタイヤ㈱ 代表取締役社長のベルナール・デルマスは、次の通りコメント。
「北海道は私にとって非常に思い入れが深い土地。車社会であり、特に冬には過酷な道路状況になる北海道は、ミシュラングループのタイヤ研究開発、さらに日本ミシュランタイヤのタイヤビジネスにおいても非常に重要な土地だ。そのため、この地でミシュランガイドを刊行できることを非常に嬉しく思う。今日から、北海道の地で新たに69軒のレストランが光り輝き始める。しかし、全道をカバーするこのガイドブックの魅力は星だけではない。同書は、フランスなど海外のミシュランガイドと同じように、コストパフォーマンスの高い食事を提供するおすすめのレストランである、ビブグルマンが121軒も掲載されている。また、星・ビブグルマン以外の「おすすめの店」のセレクションも豊富で、さらに多くのホテルや旅館も掲載されている。まさに、幅広い読者層の方々に、様々なシチュエーションで活用できる、実用的なガイドブックになっている。ぜひ読者の皆様に、ミシュランガイドを片手に、この広大な北海道の大地をドライブしながら、素材も調理もサービスも一流の、おいしい北海道を堪能していただきたいと思う。」