㈱モリセイ(毛利隆社長)は、長年培ってきたゴム製品のモノづくりの一環として、シリコンゴム素材の幾何学積み木「博士のIQデザインパズル」を製造、販売を開始した。
同製品は、昨今中学受験に頻出し、合否の鍵を握るといわれている難問「立体切断問題」を克服するために開発された特許製品。全ての角度が45度、22・5度で切ってあるため、二等辺三角形切断、正三角形切断、ひし形切断、五角形切断、正六角形切断が作れ、立体切断で現れる幾何学形状の美しい模様も楽しめる。また遊びながら立体把握IQを鍛えることができる。定価は3980円(税込)、インターネットのアマゾンで販売している。 開発の背景については、中学受験問題は難解な出題が多く、なかでも算数の「立体切断問題」の解答は合否の鍵を握るといわれている。受験生の小学生も、その保護者も一番理解が出来ないのが立体図形であり、今までの教材が表面の2次元の物しかないことが大きな理由である。また学習指導書などでも立体図形の切断をイメージさせるためには、「粘土などで立方体を作り、それをヒモなどで実際に切ってみる」というような解決法の提示しかできなかった。同製品はそのような苦労を経験した受験生の父親が、実際に羊羹を買ってきて解決法を探ったという苦労から発案、個人発明、特許が製品化されたもの。 世界で初めての特異形状(幾何学形状)の積み木の同製品は中学受験だけではなく、全世界の子供たちの図形に対する想像力、思考力の育成に役立つパズルになっている。遊び方はホームページ( http://www.iq‐puzzle.jp)でも紹介されている。
2011年08月01日