ミシュラン 北米に鉱山・建設機械用タイヤ新工場建設

2012年04月16日

ゴムタイムス社

 ミシュランは16日、北米に鉱山・建設機械用タイヤの新工場を建設すると発表した。  北米にあるミシュラングループの複数の工場に向けてセミフィニッシュドプロダクト(半製品)およびタイヤ用ラバーコンパウンドが生産されている北米(サウスカロライナ州アンダーソン)にある既存の事業拠点に、鉱山・建設機械用タイヤの生産工場を新設する。この工場では、北米および世界市場向けに超大型鉱山・建設機械用オフロードラジアルタイヤを生産する予定。

 工場建設は数週間以 内に開始され、13年末の稼働を目指す。

 また、同時に、サウスカロライナ州レキシントンにある 既存の鉱山・建設機械用タイヤ工場も増強する。 この二つのプロジェクトへの投資額は合計7億5000万USドルで、最大500人の雇用が創出される。

 マネージング・ジェネラル・パートナーのジャン=ドミニク・セナール氏は、「ミシュランは、特殊事業、特に鉱山・建設機械用ラジアルタイヤの分野でのリーダーシップを確固たるものにすることを目指します。鉱山・建設 機械用ラジアルタイヤの市場規模は、09年から11年の間に20%以上も拡大しました。今回の新工場建設と既存工場の増強は、引き続き旺盛な製品需要に対応することを可能にすると同時に、15年に向けてミシュラングループが設定する事業目標を達成するための助けとなります。」 と述べた。

 ミシュランは現在、北米(サウスカロライナ州レキシントン/カナダ)、南米(ブラジルのリオデジャネイロ州カンポグランデ)ならびに欧州(フランスのル・ピュイとモンソー/スペインのビットリア/ルーマニアのザラオ)の計7拠点で鉱山・建設機械用タイヤを生産しており、今回の新設で8拠点目となる。

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