東海ゴム工業の2011年第1四半期連結決算は、売上高484億6000万円、前年同期比24・9%減、営業利益15億8300万円、同54・5%減、経常利益16億3900万円、同52・1%減の減収減益となった。最終利益については、東日本大震災にかかる損失を計上、四半期純損失7億3200万円となった。 自動車用品事業は、自動車生産台数の大幅な減少により、自動車用防振ゴム・ホース、ウレタン内装品・制遮音材ともに売上高は前年同期を下回った。この結果、同事業の売上高は340億2700万円、同33・4%減、営業利益は6億3900万円、同75・8%減となった。
一般産業用品事業は、産業用ゴム製品分野では中国での旺盛な需要により高圧ホースの販売が増加し、住宅用・ビル用制震装置も国内需要の拡大により、売上げが増加した。また、プリンター用機能部品など事務機器向け精密部品分野においても震災による落ち込みから急速に需要が回復し、増収となった。この結果、同事業の売上高は164億2600万円、同5・9%増、営業利益は9億4400万円、同12・8%増となった。 通期の連結業績予想は、売上高2600億円、前期比4・6%減、営業利益は180億円、同7・2%増、経常利益は175億円、同9・5%増、当期純利益95億円、同4・4%減を見込んでいる。
2011年08月01日