三井化学は4月22日午前2時15分ごろ、山口県和木町の三井化学岩国大竹工場でプラントが爆発し、男性作業員1人が死亡、11人が重軽傷を負った爆発・火災事故について、22日午後7時現在での判明状況を発表した。
発生場所
山口県玖珂郡和木町和木6丁目1番2号
三井化学㈱ 岩国大竹工場 レゾルシンプラント
発生日時
4月22日 2時15分
発生経緯
2時15分レゾルシンプラントで爆発火災発生 サイメンプラント、動力プラント配管ラックに延焼
8時05分 レゾルシンプラントのタンクで爆発
17時15分 全プラント鎮圧確認
レゾルシン=タイヤ・木材接着剤の原料
サイメン=接着剤等の原料、溶剤
被害状況(現段階)
人的被害 死亡1名、負傷21名
物的被害
工場構外=家屋損傷267軒
工場構内=損傷プラント 14プラント 爆風による窓ガラス、スレート破損多数
工場構外への影響
現時点で、有害物質の工場構外への漏洩はありません。また、工場内の倉庫では放射性物質を含む廃触媒を関係法令に基づき厳重に保管しておりますが、当該倉庫は発災場所から約500m離れており、保管容器に異常なく、放射線量測定値は事故前と変化ありません。
製品供給への影響
現段階では不明
原因と対策
関係ご当局による調査中であり、弊社として調査に全面的に協力してまいります。弊社におきましても、自己原因究明等を全力で進めてまいります。事故原因が判明次第、関係ご当局のご指導を仰ぎつつ、適切な対策を実施する予定です。