ニッタ  UHF帯 RFID 新周波数帯用金属対応ICタグを新発売

2012年04月23日

ゴムタイムス社

 ニッタ㈱(大阪市浪速区、國枝信孝代表取締役社長)は、電波法の改正に伴い2012年7月25日に施行されるUHF帯 RFID 新周波数帯(920MHz)への移行に対応する金属対応ICタグをこのほど開発、8月よりサンプル出荷を開始すると4月23日発表した。

 同社では金属製品の管理に最適なUHF 帯 RFID 用小型 IC タグ「ニッタ MT シリーズ」を製造販売しているが、新開発の新周波数帯用金属対応ICタグは、現行周波数帯用タグと同様の独自のアンテナ設計が採用されており、多種類のタグラインナップで新周波数タグの開発を短期間で進めることが可能となった。
 現行周波数帯(950MHz)と同等の性能を維持させて、小型かつ薄型でありながら金属表面に貼付しても5メートルもの通信距離を実現している。
 新周波数帯用タグは、現行周波数帯用と同様に柔軟性のある薄型ソフトカバータイプと耐衝撃性のある薄型ハードケースタイプのラインナップから、新周波数移行後も用途に最適なタグが選べる。
 ソフトカバータイプはその柔軟性を生かし主に屋内使用で、曲面のある製品への貼付に適している。ハードケースタイプは運送用機器やドラム缶など高い耐候性、耐衝撃性が求められる場所での使用が可能になり、RFIDシステムによる物流管理の幅を大きく広げる。
 金属対応ICタグ『新周波数帯対応ニッタMTシリーズ』の特長と仕様。

 「ハードケースタイプ」 
  特長=薄型で高い耐候性と耐衝撃性を実現 
  形態=樹脂成型ケース 
  通信周波数=920MHz専用タグ、広帯域タグ(現行、新周波数帯対応) 
  サイズ=幅×長さ×厚み(㎜) 
  約16×63×4、 約26×99×5、 約32×119×6、約115×215×22の4種類

 「ソフトカバータイプ」
  特長=小型薄型で曲面に貼付可能な柔軟性  
  形態=樹脂シートによるカバーリング  
  通信周波数=920MHz専用タグ 
  サイズ=幅×長さ×厚み(㎜)  
  約15×53×2、約17×78×1・5、 約35×107×3・5の3種類

新周波数帯対応ニッタMTシリーズ

新周波数帯対応ニッタMTシリーズ

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