㈱ブリヂストンは7月26日、産業用資材商品の価格改定を実施すると発表した。産業資材の値上げは本年に入り2回目。対象製品はベルト、ホース、産業用防振ゴムなど。
同社は、天然ゴム価格の歴史的高騰をはじめとした原材料価格の高値での推移を背景に、本年4月1日に産業資材商品の値上げを実施した。しかし、現在も天然ゴム価格が高止まりしていることに加え、合成ゴムやカーボンブラックなど石油化学系原材料の価格も高値で推移しており、生産性向上によるコスト改善といった企業努力のみでは、これを吸収することは困難な状況にあると判断、本年2度目の値上げを決定した。
対象商品は、コンベヤベルトが10~15%、ラバースクリーンは平均で10%、油圧ホースは平均5%、その他ホースは10~25%。ゴムクローラ・MTパッドは平均15%で、産業用防振ゴム・空気バネ関連商品は平均10%となっている。実施時期は10月1日。今回は日本国内向けであるが、海外向け商品も値上げを実施する方針。
2011年08月01日