日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、4月5日~8日にかけて全国7ヵ所で実施したタイヤ点検等の結果をまとめ、4月24日発表した。
同点検は、2012年「4月8日タイヤの日」啓発活動の一環として、全国タイヤ商工協同組合連合会と共にユーザーにタイヤの日常点検・整備の重要性を幅広く訴求する目的で実施している。
タイヤの点検を行った車両は、乗用車系270台、貨物系19台の合計289台。その結果、整備不良車両は、点検台数289台中119台(不良率41.2%)、整備を要する車両は約4割と高い割合となった。乗用車系、貨物系共に「空気圧不適正」が3割以上。そのうち大勢を占める空気圧不足は、自動車燃費に悪影響を及ぼし安全走行にも影響する。空気圧不足の車両には、その場で空気補充を行い、ドライバーに対し日常点検(空気圧管理)の励行を呼びかけた。
同協会では、今回のタイヤ点検結果を踏まえ、正しい空気圧管理が安全走行やエコドライブの基本であることなどを、なお一層啓発していく考え。