東海ゴム工業㈱は25日、同社グループ社員向けの研修センターを、岐阜県各務原市に設立すると発表した。
グローバル経済の進展や新興国の台頭など、事業環境の急速な変化に対応するため、同社グループは、2015年度を最終年度とする中期経営計画「2015年TRI GROUPVISION」の達成に向けて、将来の経営戦略を担う人材の開発・育成を進めている。その仕組みづくりとして、同社グループの企業理念の浸透や、成長に不可欠な新発想を生み出す企業風土を構築する拠点となる研修センターを設立することとした。
グループ討議や成果発表など、多様な研修スタイルに適した構成にしたほか、テレビ会議システムを各研修室・会議室に導入し、遠隔地とのコミュニケーションも図れる。 また、プライバシーの保たれた宿泊室も完備しているほか、木曽川や国宝犬山城を望む風光明媚な立地で、海外グループ拠点からの来訪者に日本文化に触れる場としても利用できるよう配慮した。 周辺は景観法に基づく木曽川河畔景観計画の重点風景地区に指定されていることから、規制に適合するよう外観の形状や配色に落ち着きを持たせた。同社は、研修センター新設を契機に、人材育成の基盤強化に努めていくとしている。