日本触媒 溶剤系アクリル樹脂事業を集約

2012年04月27日

ゴムタイムス社

 ㈱日本触媒は、吹田工場における溶剤系アクリル樹脂の生産を終了し、連結子会社である日本ポリマー工業㈱に生産移管することで同製品の生産拠点を集約することを決定した。
  同社は2010 年にスタートさせた中長期経営計画「テクノアメニティ2015」に基づき、「革新的な技術で新しい価値を提供する化学会社」を目指した取り組みを行っている。
 その中で、アクリル酸誘導品の既存事業は、その競争力の強化を重要な課題としており、その達成にはアクリルポリマー事業におけるプレゼンス向上および収益性の回復・改善が不可欠であり、その一環として、2011年4月にアクリルポリマー生産会社である日本ポリマー工業を連結子会社化した。
 この回、さらにアクリルポリマー事業の一層の強化のため吹田工場での溶剤系アクリル樹脂製品の生産を終了し、日本ポリマー工業に生産移管・集約することとした。
 約1年で製品タイプの統廃合と生産移管を完了し、吹田工場での生産を終了する予定。なお、販売活動は、従来どおり同社が継続する。

 日本ポリマー工業の概要
【商号】 日本ポリマー工業株式会社
【本社所在地】 兵庫県姫路市網干区興浜2114番地
【設立年月日】 1971年9月22 日
【主な事業内容】 合成樹脂並びに関連製品の製造販売
【資本金】 100百万円
【売上高】 9954百万円(2012年3月期)
【従業員数】 93名(2012年3月末)

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