帝人ファイバー㈱と阪神甲子園球場は、5月4日の対巨人戦から、「阪神甲子園球場プラスチックカップリサイクル」の取り組みを開始すると発表した。
同球場で生ビールなどを販売する際に使用するポリエステル製のプラスチックカップを回収し、同社がポリエステル繊維にリサイクルする。同球場と同社は、今回の取り組みを通じてゴミの削減と資源の再利用を進め、「環境に配慮した球場」として環境保全に貢献していく考え。
「阪神甲子園球場プラスチックカップリサイクル」は、阪神甲子園球場内のアルプススタンドエリアを除く計9箇所に専用回収カートを設置し、使用済みのポリエステル製プラスチックカップを回収する。場内の売り子も回収を行う予定。回収された使用済みカップは、同社が再生ポリエステル繊維にリサイクルし、球場の来場者への配布物やスタッフが着用する衣類などに使用する予定。
回収カート設置場所は、内野2階通路に5箇所、外野1階通路に2箇所、外野2階通路に2箇所。2012年5月4日(金)対巨人戦から実施する。
同社では、年間約5トン(カップ約20万個分)の回収を見込んでいる。