村岡ゴム工業は、タイヤ再生ゴムの価格を5月21日納入分よりキロ当たり5円値上げすると発表した。
東京電力は4月1日より平均17%の電気料金(自由化部門)の値上げを実施。再生ゴムは製造工程において大量の電力を使用するため、使用電力の製造コストに占める割合が大きく、今回の電力料金値上げにより製造コストが大幅に上昇した。 また、タイヤ再生ゴムの主材料である用済み大型トラック・バスタイヤについても、熱利用向の需要拡大等の影響を受け断続的に購入価格が上昇しており、採算悪化の要因になっている。
同社では継続してコストダウンに取り組み、価格維持に努めてきたが、電力料金値上げ等によるコスト上昇を自助努力だけで吸収することは困難な状況になり、継続的な安定供給を図るため値上げを決断した。
2012年05月15日