昭和ホールディングスの12年3月期決算は、売上高59億5600万円、前年同期比77・2 % 増、営業利益は3億3600万円(前年度営業損失5億4700万円)、経常利益は19億4500万円(前年度経常損失9億7100万円)、純利益は20億3700万円(前年度純損失32億6000万円)とそれぞれ黒字化した。
第1四半期連結会計期間に㈱ウェッジホールディングスの株式を追加取得し、持株比率を50・55%としたことで連結対象子会社としたことによ
り、営業損益における利益化が達成された。
従来のゴム事業とスポーツ事業の2事業だけを柱に支えるという脆弱なグループ構造から、日本国内においてコンテンツ事業を、タイ国においてファイナンス事業と言うそれぞれ、特徴のある優良事業を加えた4本の柱で支える強固なグループ構造を目指す。
(ゴム事業)
マレーシア連結子会社での海外展開に加え、日本国内において旧ニューズポリマー社の知財や資産を獲得することで、同事業になかった独自技術を取得するなどの施策を実行。これらの施策は当連結会計年度においては一定の投資的経費を発生させたが、既存の顧客からの受注が低迷する中、新規顧客の開拓などを積極的に進めた結果、売上高は20億3400万円(前年度比0・3%増)、営業損失は1億6400万円(前年度営業損失1億5800万円)となった。
2012年05月22日