西部ゴム商組は5月16日、大阪市のラマダホテルで平成24年度通常総会を開催した。任期満了に伴う役員改選では、2期4年にわたり理事長を務めた波岡卓視氏(㈱アトライズヨドガワ社長)が退任、新理事長には祖父江一郎氏(さつき㈱社長)が選任され、さらに副理事長も4名のうち3名が新任の新執行部体制となった。
総会は、波岡理事長が議長に就任して審議に入り、平成23年度事業報告並びに平成23年度収支決算報告が一括審議され、これを承認、さらに平成24年度事業計画案および平成24年度収支予算案が一括審議され、これも原案通り、承認可決された。
任期満了に伴う役員改選では、新理事長に祖父江一郎氏が選出され、副理事長は清水俊文氏が留任となったが、大西健路、湯浅正の両氏は退任、祖父江一郎氏が副理事長から理事長に就き、新たに岡浩史氏(岡安ゴム㈱社長)、土田晃義氏(ツチダ産業㈱社長)、森孝裕氏(㈱モリテック社長)の3名が就任した。
本年度の事業計画は、業界の改善発展を図るため、引き続き調査研究事業や親睦活動などに努める方針で、ベルト・ほーす・工業用品部会活動並びに人材育成委員会、次世代経営者の会などを通じて活発な事業を展開する。
理事長を退任した波岡氏は理事・相談役に就いたが「2期4年にわたり理事長を務めさせていただいたが、私一人の力では何もできず、4名の副理事長、理事各位、事務局、そして会員、賛助会員の皆様のご協力、ご支援があったからであり、改めてお礼を申し上げます。思い出としては組合創立30周年の事業を行ったこと、また昨年の大震災では組合から123社もの多くの企業から寄付をいただき、東北ゴム商組に義援金を送ったことも大きな出来事。現在の市場環境を見ますと、大変難しい時代に突入した感があるが、若い新執行部で組合を引っ張っていただき、活発な事業を展開されることを期待しています」と退任の言葉を述べた。
祖父江一郎新理事長は就任挨拶で「組合の規模を大きくすることは大変難しいと思われ、従来の活動はしっかりと行うこと以外に、より親密な組合運営を図り、多くの人が参加していただける活動を推進していく。グローバル化が加速する中で、海外視察も重要だと認識しており、毎年1回は海外視察も実施したい」などと抱負を語った。