11年から15年までの5年間を対象とし、昨年からの事業環境の変化を反映させ、必要と考える戦略、施策を追加して策定した。
「MTP2010」の位置づけおよび業績目標を荒川社長が説明し、09年からの進捗並びに需要構造変化に対する「土俵を変える」取り組みなどをCFO・財務担当の江藤彰洋執行役員が詳細に説明した。(詳報は次号)
新中計では、同社グループのリソースを駆使して他社との圧倒的な格差付けを目指す。具体的にはタイヤ戦略商品・事業の拡充や新興国市場でのタイヤ事業の地位確保、多角化事業における選択と集中、環境対応商品・事業の拡大など。
業績目標については、12年にROA6%の達成、13年以降は更に上を目指すこととしており、連結売上高は12年に3兆5000億円、連結営業利益は 2800億円を計画。なお、営業利益の増加要素は戦略商品の拡大で650億円、合理化努力400億円、多角化事業450億円、数量増・他550億円。
荒川社長は「SBU制で真のグローバル企業を目指す」と語った。
2010年10月27日