ダウ・ケミカル日本は7月26日、ダウ・ケミカル・カンパニーおよびサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコがサウジアラビアのジュベイル工業都市で石化コンビナートの建設と操業を目的とする新合弁会社「サラダ・ケミカル・カンパニー」を設立すると発表した。
26の製造工場から構成される石化コンビナートは世界最大級の垂直統合化された生産施設で、単一工期で建設される過去最大規模の施設となる。 同コンビナートはエタン、ナフサなどのクラッキング能力を備え、300万トン超の化学製品と高性能プラスチックを生産する。建設は即時着工の予定。稼動は2015年下半期、全製造施設の完工と生産開始は2016年中を見込まれる。操業開始後2~3年以内に約100億ドルの年間売り上げを目指し、川下製品分野に向けた関連投資を含めると数千人に及ぶ直接・間接雇用を創出していく。
新会社は現地8ヵ国での製品マーケティングを担当。ダウは新会社に代わって中東地域以外のすべての国でマーケティング及び販売を担当する。
2011年08月03日