日本建設機械工業会は5月23日、都内港区の東京プリンスホテルで平成24年度通常総会を開催し野路国夫会長(コマツ社長)の後任としてキャタピラージャパン社長の竹内紀行氏を選出した。
総会では第1号議案23年度事業報告の承認に関する件、第2号・第3号議案23年度決算承認に関する件、第4号議案24年度事業計画の承認に関する件、第5号・第6号議案24年度の予算の承認に関する件、第7号議案定理事・監事の選任、いずれも原案通り可決承認された。
総会終了後の就任記者会見で竹内新会長は「今後の建設業界は円高、電力問題、2014年基準の導入、東日本大震災からの復旧復興と様々な課題があるが、こうした課題にスピード感を持って対応していきたい。
海外は引き続き成長基調にあり、建設業界はまだ拡大の余地がある。一部では欧州債務問題中国ブラジルの減速などもあり、先行きが不透明な状況でもありますので、どうのような変化にも注視していかなければならない。
具体的には、震災復興需要に対する円滑な製品産出供給、省エネルギーへの対応などの環境安全対策、グローバル展開の強化、高度化する施工技術への普及進行の4つの重要な課題に全力で取り組んでいきたい」と抱負を述べた。
2012年05月28日