ニッタ 橋梁補修用バリアレックス ホールインワン支承を拡販

2012年05月31日

ゴムタイムス社

橋梁補修用バリアレックス ホールインワン支承を拡販 補修を特化に販売力強化

ニッタ

大阪市浪速区桜川 4-4-26
TEL (06)6563-1211
WEB http://www.nitta.co.jp/

 ニッタの建築・土木橋梁分野向け事業(建資営業部)は建築・土木関連分野で販売展開をしている。
 また免震事業では鉛入り支承であるLRBタイプゴム支承のゴム体を生産し、大手LRB支承メーカーに供給。同時に、ゴム支承については、ニッタ独自販売をする。
 昨年の動向は「橋梁分野で前年度並みで横ばい状態か若干増。売り上げ構成比ではジョイントが半分、次に補修に特化し、取換えをターゲットにしたSPジョイント。また止水材、橋梁伸縮継ぎ手の販売が堅調に推移していた」(同社)。
 同社の建築・土木関連における重点販売分野は、道路橋用伸縮装置(ワンダーフレックス・ジョイント)、止水材(鋼製伸縮装置用乾式止水材・バリアレックス)、ゴム支承(橋りょう用免震支承・ニッタLRB)―の3製品の拡売に力を入れている。
 最近では「橋梁の応急処置や補修がメインになってきている。止水材(鋼製伸縮装置用乾式止水材・バリアレックス)に関しては、国策である長寿命化政策により、引き合いが増えてきた」(同社)。
 そこで同社が注力する製品の一つに、橋りょう補修用の「(機能内蔵型)ホールインワン支承」がある。
 同支承の特長は小型橋梁支承の取替え用途に便利なように、①コンパクト化②薄型③軽量④従来のふつうの支承並みの価格―を実現した点にある。具体的には、鉛直力支持部に水平力支持機能を内蔵したことにより、コンパクト化が可能になった。
 また鋼とゴムの加硫接着することにより、上向き鉛直方向、下向き鉛直方向、水平方向に対して「ゴムが効く」構造で緩衝性を訴求した。
 販売は同社の東京・大阪・福岡の3営業拠点を中心に、全国の代理店を足がかりに、ユーザーの要求項目に対応して、きめ細かい営業を推し進める。
 今期の建資営業部販売見通しは、橋梁分野の需要が新設橋建設から既設橋の補修中心に流れが変わることが見込まれ、戦略的に補修に注力していく。(2012年5月28日紙面掲載)

 

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