三菱化学㈱は、カラー用・導電性カーボンブラックの販売価格を6月21日納入分より修正することを決め、需要家との交渉を開始した。 原料油価格は、原油価格の上昇と需給逼迫を受け高騰が続いており、これらのコスト増は自助努力の限界を超えていることから、価格修正に踏み切る。
対象品目は、カラー用カーボンブラック 「三菱カーボンブラック」、導電性カーボンブラック 「三菱導電性カーボンブラック」で、キロ当たり16~32円(グレードにより値上げ幅は異なる)の改定。同社では「事業採算性を確保するため、需要家の理解を求めていく」としている。