㈱ブリヂストンは、より効率的な生産体制を構築するため、タイヤ生産に使用されるタイヤ金型の生産拠点を再編すると25日発表した。短納期対応を要する金型の生産、及び技術情報の発信については国内拠点に特化し、それ以外の金型についてはタイ、中国などの内・外製拠点から調達することで、より競争力を強化する。
具体的には同社の東京工場での生産を久留米工場に集約することで、生産効率の向上を図る。拠点の集約は2012年7月より開始し、2013年6月までに完了する予定。
また、同社のグループ会社である日本モールド工業㈱東京工場での生産を同社の下関工場に集約し、建設・鉱山車両用タイヤ用の金型の生産に特化する。併せて、東京都東大和市にある同本社を山口県下関市(山口県下関市長府港町3ー1)に移転する。2012年7月より開始し、2013年4月までに完了する予定。同社では、常に市場の需要動向に迅速に対応し、顧客に高品質な商品をよりタイムリーに提供できる生産体制を構築していくとしている。