日本金型工業会東部支部は5月25日、上野精養軒で第18回定時総会および「技術がある会社がなぜ儲からない本当の理由ー中小企業は「国内」で生き残れー」をテーマに特別講演と懇親会を開催した。
講演、懇親パーティーには会員、来賓等含め185名が出席。
総会では、平成23年事業報告、平成23年度決算報告、平成24年度事業計画案、平成24年度決算報告案等を審議し、いずれも可決承認された。
また、役員改選も行われ、東部支部長に加藤忠郎氏(日進精機㈱)が選任された。
総会終了後、特別講演を㈱船井総合研究所第二経営支援部グループマネージャーシニアコンサルタントの片山和也氏が実施。片山氏はスライドを使用しながら「中小製造業が苦境にあえぐ本当の理由」、「優良顧客を開拓する、マーケティング・営業手法とは」などわかりやすく中小企業が今後生き残るための提案をした。
夕方から懇親パーティーを開催。開会並びに支部長挨拶として、加藤新支部長が「会員の減少に伴い厳しい状況ですが、対策や改革などの方向づけを行い、今年度は新しい執行部で実行する年であります。東部支部は会員数が多く、責任の重さを考えますと、身を引き締める思いです」と今後の抱負を語った。また上田勝弘会長のあいさつでは「金型工業会の運営は会員の減少など厳しい状況ですが、一番重要な日本を代表する金型工業会が健全な形で生き残っていくために私も影でサポートさせていただきたい」と激励の言葉を述べた。
懇親パーティーは会員同士の情報交換と懇親が深まる機会となった。