東洋ゴム マレーシアに乗用車用タイヤ新工場を設立

2011年08月04日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業(社長:中倉健二)は、アジア地域を中心とした乗用車用タイヤの生産供給能力を増強するために、マレーシア(ペラ州)にタイヤ工場を建設すると発表した。 同社は、中期経営計画「中計’11」において、アジア、日本、北米のグローバル3極生産供給体制の構築により、2015年度4500万本(2010年度比 55% 増)の世界供給を確立し、同年度のタイヤ事業における売上高3,100億円、営業利益240億円を目指すとしている。
 新工場の建設予定地となるマレーシアペラ州の郊外には、同社グループのSilverstone社マレーシア工場があり、両工場によるシナジー効果を追求し、効率経営を図る。 新工場への初期投資額は約200億円。マレーシア国内向けや近隣ASEAN諸国、その他の地域向けに乗用車、ライト・トラック用タイヤを年産約250万本より生産を始め、2015年度には年産約500万本体制を確立、さらに将来的には年産1000万本の生産体制を予定している。 新工場立ち上げの準備として、本年4月にマレーシア(イポー市)に子会社を設立している。 ▽新工場の概要 1.建設予定地 マレーシアペラ州 2.敷地面積 約48万㎡ 約120エーカー ※年産約1000万本規模 3.第1期 ①生産開始 2013年4月量産開始(予定) ②生産能力 年産500万本(2015年度) ③従業員数 約800名(2015年度) ④投資額 約200億円 ▽子会社の概要 1.会社 名 Toyo Tyre Manufacturing(Malaysia)Sdn Bhd 2.代表 者 伊藤 和行 (就任予定) 3.所在 地 マレーシアイポー市 4.設立年月 2011年4月 5.事業内容 乗用車用、ライト・トラック用ラジアルタイヤの製造・販売 6.出資比率 東洋ゴム工業株式会社100%

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