日本ミシュランタイヤ㈱は、東日本大震災の被災地支援を目的に2011年5月11日から1年間取り組んだ「リグルーブ義援金プロジェクト」に基づき、義援金180万円を被災地に寄付すると発表した。
同プロジェクトは、期間である2011年5月11日から2012年5月10日までの1年間に全国で行われたリグルーブ(タイヤ溝の再生作業)のうち、同社が確認した施工本数を基に独自に義援金を積み立て、一定の金額を加算した上で、日本赤十字社を通じて被災地に寄付する取り組み。
「リグルーブ」とは、摩耗が進んだトラック・バス用タイヤに再び溝を刻む技術であり、新たな材料を使うことなく、タイヤの走行寿命を最大25%延ばすことを可能にする環境負荷低減に有効なサービス。同社は日本で「リグルーブ」を推進する唯一のタイヤメーカーとして、その普及に取り組んでいる。
同社は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災地への支援を災害発生直後の義援金をはじめとし、被災地復旧に向けてのタイヤ供給の確保や、パンク修理材の提供、タイヤ販売店のグループとともに被災したタイヤ販売店の支援をするなど、さまざまな対応を行っており、同プロジェクトもそうした対応の一環と位置づけている。
同社は、一日も早く被災地復興がかなうことを願うとともに、タイヤメーカーとしてのできうる貢献を継続していきたいと考えている。