タイヤ公正取引協議会は５月28日、都内のロイヤルパークホテルで第32回通常総会を開催した。総会は、平成23年度事業報告及び収支決算、平成24年度事業計画案及び収支予算案、会費既定の一部変更案を審議、いずれも原案通り承認可決した。
引き続き、任期満了に伴う役員改選が行われ、新会長に津谷正明氏（ブリヂストン代表取締役ＣＥＯ）、新副会長に野地彦旬氏（横浜ゴム代表取締役社長）が選任され、五味光雄副会長（五味自動車工業専務取締役）が再任された。
一般消費者に対する合理的、適正な情報提供の促進は、タイヤ業界にとって重要な課題となっており、こうした状況下でタイヤ製造業、卸売業、小売業の多くの事業者で構成するタイヤ公取協が追う責任は一層重くなっており、今後も従来事業の一層の深化と中長期的な展望に立って新たなルール構築に取り組む方針。
本年度は引き続き、適正表示の継続的推進をはじめ新たな表示方法、規約未整備分野に対するルールの整備推進、公取協の業務処理体制の強化充実、独占禁止法の周知徹底活動などに取り組む。
総会終了後は会場を移して懇親会が開かれ、津谷新会長があいさつ、公正取引委員会から経済取引局取引部の野口文雄部長が来賓あいさつを述べ、野地新副会長の乾杯の発声で懇談会に移り、五味副会長が中締めを行い、総会は終了した。
あいさつする津谷新会長
