アネスト岩田株式会社(壷田貴弘社長)は4月27日、離型剤塗布スプレーガン第二弾として「TOF (トフ) – 101」を新発売した。
ゴム成型・発泡ウレタン成型の離型剤塗布工程向けに離型剤塗布用小形スプレーガンTOF(トフ)-50を昨年12月に発売し、既に市場では高い評価を得ている。 一方で発泡ウレタン樹脂成型などの金型では大きな形状品もあり、TOF-50より更に広いスプレーパターンで吹付けをしたいという声も寄せられていた。 今回の新製品はこうした作業者からのご要望に応え、スプレーパターン幅280mmと広く大きなチューリップパターンで離型剤を塗布可能な製品となっている。メーカー希望小売価格は1万9,500円(税抜)。 新製品の特徴は、同社が長年培った高級仕上げ塗装のエアー霧化技術を応用しソフトで均一なスプレーパターンとなっている。更には、大きな金型の奥まった部分など、遠くまで離型剤を塗布したいとの要望に応えるため、広く大きなチューリップパターンを実現した。エアーホースはガングリップエンド接続、液剤ホースはガン先端部接続とする構造であり、ハンドリング性能は塗装用スプレーガンと同等。 液剤通路は離型剤の油性と水溶性のどちらでも対応が可能なステンレス材としている。最大噴出量は200mℓ/min、ノズル口径は0.7mmで、噴出量調整・パターン調整は工具による固定機構式を採用し、一度条件を設定し調整装置を固定することにより、作業者の誤操作を防止して安定した塗布作業が可能とした。 昨年末発売の離型剤塗布用小形スプレーガンTOF-50、そして今回新発売の離型剤塗布スプレーガンTOF-101の他、離型剤塗布用スプレーガンの機種を今後も拡大する計画。 尚、同社は、各種スプレーガンのカスタマイズ対応や、供給タンクや供給ポンプ、ホース・ジョイント類、工場エアーとしてのコンプレッサ省エネ提案など周辺機器を含めたトータルコンサルテーションを積極展開中である。