住友ゴム 「兵庫県環境にやさしい事業者賞」受賞

2012年06月11日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業㈱は、6月5日(火)の「環境の日」に、環境保全・創造に対する取り組みが顕著であるとして、兵庫県より「第21回兵庫県環境にやさしい事業者賞」を受賞したと発表した。

 同社グループは、「地球環境や社会を“GENKI”にする活動を通じて、持続可能な社会の実現に貢献し、社会から信用される企業グループを目指すこと」を基本理念として、CSR活動を展開している。
「GENKI」には、G:Green(緑化)、E:Ecology(事業活動の環境負荷低減)、N:Next(次世代型技術・製品の開発)、K:Kindness(人にやさしい諸施策)、I:Integrity(ステークホルダーへの誠実さ)の、5つの活動側面を持つ同社のCSRガイドラインに意味を重ねており、この基本理念に基づき成果をあげたとして高く評価され、受賞に至った。

 同社は緑化活動として、2008年から全国の事業所で、社員や地域の人々に集めてもらったどんぐりを、各事業所で育てたのち地域に植樹する「未来を植える!どんぐりプロジェクト」に着手。2011年末までに68,129本を植樹した。
 また、2009年の創業100周年を機に、国内外の拠点やその周辺地域において、20年かけ100万本の木を植える「100万本の郷土の森づくり」プロジェクトを開始。その一環として、低燃費タイヤ「エナセーブ」の売上金額の一部で、タイやインドネシアにマングローブを植樹し、3年目で目標の100万本を突破した。

 環境配慮商品の開発・発売としては、2008年、タイヤの転がり抵抗を同社従来品より35%低減し、低燃費化を実現した97%石油外天然資源タイヤ「エナセーブ97」を発売。
 100%石油外天然資源タイヤを2013年に発売することを目標に、環境配慮タイヤ「デジタイヤエコEC201」の開発に注力し、2011年、「東京モーターショー」でプロトタイプを公開した。

 同社は、地域のより良い環境づくりに積極的に貢献することを目的に、2009年、環境保全や災害支援などグループ事業所所在地固有の社会問題の解決に取り組む団体を支援するため、「住友ゴムCSR基金」を設立、2010年から助成を開始。2011年は17団体に計351万円を助成した。
 また、2010年、NPO法人「環境21の会」と協働で、兵庫県内の小・中学校等を対象に「ダンロップ環境教室」を開講。2011年は5校で実施、525名が受講した。

 その他、2010年には、国内外の主要製造拠点で完全ゼロエミッション(埋立廃棄物量ゼロ、再資源化100%)を達成。2009年は、タイヤテクニカルセンターへの屋上庭園、太陽光発電、ビル・エネルギー管理システムの導入、グリーン電力の購入等により、神戸本社、技術・研究センターの2010年のCO2排出量を2008年比で20%削減するなどの活動を行ってきた。

 同社は、2009年3月に、環境省よりエコ・ファースト企業に認定され、低炭素社会の構築、循環型社会の形成、自然との共生について「エコ・ファーストの約束」を交わし、業界のトップランナーとして活動を行っている。

受賞式の様子(左は井戸兵庫県知事)

受賞式の様子(左は井戸兵庫県知事)

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