三菱樹脂㈱は6月5日、鏡面仕上げのアルミ樹脂複合材において、より製造コストを抑えた新製品「アルポリック/fr リフレクティブフィニッシュ(アルポリック/fr-RF」が国土交通大臣の不燃材料認定(認定番号:NM-3415)を取得したと発表した。
「アルポリック」は、ポリエチレン等の芯材の両面にアルミニウム板等を貼り合わせて一体化した3層構造の複合板。優れた平面性や加工・施工時の取り扱いの良さから、建材(内装材、外装材)をはじめ、産業資材や広告看板の下地材などとして、日本のみならず世界各国で使用されている。
4月より販売を開始した割れない鏡面仕上げのアルミ樹脂複合材「アルポリック/fr-RF」は、同シリーズとして以前に製造・販売していた「アルルック」とほぼ同等の品質を有する複合板。鏡面仕上げの方法を、従来の電気メッキによる鏡面仕上げから、あらかじめアルマイト仕上げされたアルミニウム板を表面材として採用する方式に変更したことにより、従来の「アルルック」と比べ、設計価格を17%抑えた。アルマイト仕上げに変更したため、従来よりも見え方が明るくなっている(個人差あり)。
また、難燃性を高めた芯材(防火性の芯材)を使用し、今般の国土交通大臣の不燃材料認定(認定番号:NM-3415)の取得によって、内装材としてより幅広い用途で使用することが可能となった。
同社は、不燃材料認定を取得した「アルポリック/fr-RF」を、より安価な鏡面仕上げのアルミ樹脂複合材として、ショッピングモールやエンターテイメント施設の内装材として幅広くPRし、2012年度に1億円の販売を目指して拡販を図っていくとしている。