墨東ゴム工業会は8日、東京・墨田区のベルアビス会議室で三木会を開催した。
同会の三木会はゴム技術の向上や情報提供の場として、組合員を対象とした各種講演会や勉強会を開催している。
今回は「ミャンマー~民主化に揺れる現状と今後の可能性」というテーマで、丸山榮治氏(㈱タクミ精工代表取締役社長)を迎えての講演会を行い、当日は約20名が参加した。
丸山氏のタクミ精工は15年前からミャンマーに進出し、以来日本とミャンマーを行き来しゴム業界で唯一にミャンマー通であり、参加者は熱心に耳を傾けていた。
講演内容は丸山氏がなぜミャンマーに進出したのか、ミャンマーの1960年~2012年までの現状、ミャンマーで進出する際の情報などをプロジェクターを使用しながら解説。また丸山氏が実際に足を運んだゴム農場のリポートを「ゴム農場への旅」というテーマで説明も行った。そこでは2008年世界のゴム植林区域での上位3国がインドネシア、タイ、ベトナムとなり、ミャンマーが7位という説明もあった。
講演終了後、質疑応答が行われ、閉会の挨拶に堀田秀敏副会長(ホッテイーポリマー㈱代表取締役社長)は「ミャンマーは今後、発展していく国だろうと思います。今回は皆さんにとっていい情報収集になったのではないでしょうか」と述べた。