全日本履物団体協議会は14日、東京・上野精養軒で第35回通常総会を開催した。
総会では1号議案平成23年度事業報告と収支決算および剰余金処分案について承認。2号議案役員改選を承認、3号議案平成24年度事業計画案、収支予算案をそれぞれ承認。4号議案その他討議事項のすべてを承認した。役員改選では、新会長に猪山渡氏(日本ゴム履物協会会長)が就任された。
平成24年度事業計画案では来年に日本で国際履物会議を開催することが決定し、準備を進めている。
総会終了後、懇親会を開催。冒頭で、猪山新会長は「履物業界は先行き不透明な状況が続いております。昨年の震災で復興半ばですが全体的に消費低迷が言われ、また中国のにおける安定供給問題など難しい状況です。ここにお集まりの皆様は日本の履物すべてを底辺からを支えておりますので、経済産業省の強いお力を借りしながら、消費者に何かできることはないかと手さぐりしながらも取り組んでいきたいと思います。来年は国際履物会議が平成5年以来の日本で開催となりますので、しかるべく準備を進めていきたい」と今後の抱負を述べた。