横浜ゴム㈱は6月18日、世界的な緑化キャンペーン「グリーンウェイブ2012」に賛同し、国内9拠点、海外13拠点の計22拠点で参加したと発表した。
22拠点のうち11拠点で植樹活動を実施し、2722人の手によって2万3000本を植樹した。
「グリーンウェイブ」は、国際連合が定めた「国際生物多様性の日」(毎年5月22日)に世界各地で一斉に植樹などを行なう取り組み。日本政府は3月1日から6月15日までの期間を「グリーンウェイブ2012」とし、学校や企業に広く参加を呼びかけていた。同社は、2010年から3年連続で同キャンペーンに参加している。
今年、植樹活動を行ったのは、国内は平塚製造所、尾道、茨城、新城、三重、三島工場と総合タイヤテストコースD-PARC。海外は台湾の協機工業、米国のヨコハマタイヤコーポレーション、タイのヨコハマタイヤマニュファクチャリング(タイ)、TIRE TEST CENTER OF ASIA。その他の拠点では樹木・苗木への水やり、草取りなどを行なった。
また、同社は従業員が自工場内で育てた苗木を行政、学校、他企業に提供する活動を推進している。同キャンペーン期間中も、震災がれきを活用した森づくりを目指して岩手県大槌町で開かれた「千年の杜」植樹会(同社主催)を含め、計4236本の苗木を地域社会に提供した。
同社は創業100周年の2017年に向けて、およそ10年かけて国内外の全生産拠点に合計50万本を植樹し杜を創生するプロジェクト「YOKOHAMA千年の杜」を2007年にスタートした。宮脇昭氏(植物生態学者/横浜国立大学名誉教授)の指導の下、植樹活動を進めている。
同キャンペーン終了時の6月15日時点で、植樹累計本数は国内外合わせて約25万6000本となり、目標の半数を達成した。