ダンロップスポーツ㈱の市島工場で国蝶・オオムラサキの羽化が今年も始まった。市島工場では6月21日に近隣の鴨庄保育園の園児・先生26名を招き観察会を開くなど、地域の人々にもこの取り組みを知ってもらうべく機会を設けている。
市島工場は敷地の約7割が緑地という豊かな自然環境を活かし、どんぐりを実生から育て植樹を行うなど様々な環境保全活動を行っている。
オオムラサキの育成は、2007年に幼虫の食餌となるエノキの木を種から育てることから始まり、木が1m程度に育った昨年から幼虫をケージに放ち羽化に成功した。今年も昨年に引き続き羽化に成功し、美しい姿を見ることができた。
園児を招いて行った観察会では、園児たちが優美なオオムラサキを間近に見ることができ、羽音をバタバタさせて飛び回る姿に大歓声が上がった。また観察会のあとは、工場に併設されているゴルフ科学センターの広大な芝生の上でかけっこをするなど、楽しんでいた。