椿本チエイン 「日本商工会議所会頭発明賞」を受賞

2012年06月27日

ゴムタイムス社

 椿本チエインは、「低騒音・低発塵ケーブルガイドの発明」で、発明協会主催による平成24年度全国発明表彰において、特別賞の「日本商工会議所会頭発明賞」を受賞し、6月19日に東京にて表彰式が実施されたと発表した。

 全国発明表彰は、大正8年、日本の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に始まり、以来、日本を代表する幾多の研究者・科学者の功績を顕彰しているもの。特別賞の「日本商工会議所会頭発明賞」受賞者に、同社の開発・技術センター宇瀧昭彦氏およびチェーン製造事業部の小宮庄一郎氏が選出された。

 今回の受賞は、動く装置に繋がるケーブルやホースを断線・破損から保護し、支持案内する装置のケーブルガイド(商品名:ケーブルベヤ)において、従来の固定概念を捨て、樹脂の柔軟性を利用した独自構造により、従来品より格段に優れた低発塵性、低騒音性、高耐久性を実現させたことが評価されたもの。
 同装置は、リンク中央のたわみ部で屈曲と衝撃吸収を行い、連結は独自構造で固定。従来品より優れた低発塵性(ISOクラス1)、低騒音性(35dB(A))、高耐久性(1億往復以上)を実現している。同発明により、液晶・半導体関連の超精密機器や高クリーン環境、高速・高頻度用途などに採用され、最先端技術を支える製品として高い評価を受けている。

表彰式

表彰式

 

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