住友ゴム工業㈱は、5月から6月にかけて宮崎県都城市美川町の西岳地区、および都城市内12の小・中学校にて、キク科多年草・ヒゴタイの植栽活動を実施した。
同活動は、環境省のレッドリストで絶滅危惧II類に指定されているヒゴタイを本来の自生地で再び根付かせることを目的とする、今年で4年目の取り組み。
同社グループは、すべての生命活動の基盤である生物多様性構成要素の持続可能な利用に配慮した事業活動を積極的に推進しており、事業所ごとに敷地内で希少な在来種の保護・育成を手がけるなど、様々な生物多様性保全に取り組んでいる。ヒゴタイの植栽活動はその一環として、2009年から行っているもの。
宮崎工場(宮崎県都城市)では、2005年から工場敷地内で繁殖・育成を開始し、2009年からは周辺地域への植栽活動を行っている。西岳地区では5月13日(日)に、地区住民と社員合わせて43名で400株、都城市内12の小・中学校では6月13日(水)から18日(月)までに、生徒・教員と社員合わせて41名で63株の植栽を行った。
ヒゴタイは、かつて霧島山麓に広く自生していたが、近年野生でその姿をみることはなくなった。同社グループでは、本来の自生地にヒゴタイが再び根付くよう、今後も精力的に活動していくとしている。