昭和ゴム 中期事業行動計画2012を発表

2012年07月03日

ゴムタイムス社

 昭和ホールディングス㈱の子会社である昭和ゴム㈱(渡辺正社長)は6月27日、中期事業行動計画2012「SHOWA RUBBER MALAYSIA」を策定した。

 同社ではゴム事業の3年間の集中項目として、①ASEAN、日本のインフラ市場、医療市場を開拓する②ライニングアジア№1を目指す③全社技術者集団化ーを骨子とし、同社は製造販売を行う上で、ユーザーの「大切な何か」を守るという「安全」という価値を提供しながら取り組んでいく。
 同社のゴム事業はゴム産業材料消費財の製造および販売を展開。3年後までに事業成功の中心となるビジネスモデルとして①顧客密着による提案商品実現力②開発スピード、短納期スピード、新製品の早期標準化③海外市場の開拓④新分野技術の習得ーを掲げ、同社の製販技などの事業活動実績から得られた情報を活用することで、応用力を高め事業活動をスピード化、質の向上を追求していく。
 今後の取り組みとして、同社のゴム事業は今後も継続する市場と成長する市場を見出し、そこにあるユーザーを開拓し続け、自己競争力が高い市場への注力と同該部門の収益性の向上を目指す。また同社の強みを発見し同社にない新しい強みを習得して開拓していくとしている。
 具体的に、国内ではインフラ市場の開拓や医療市場の開拓を行う一方、ASEANでは原発新設開拓、鉄道などのインフラ整備開拓、工業プラントの新設開拓を行っていく。
 また同社はアジアでゴムライニング№1を目指すために、SRMを中心としたマラッカ海峡経済ベルト(マレーシア・インド・シンガポール)の市場を視野に入れ、今後も経済発展が予想されるメコンデルタ経済ベルト(タイ・カンボジア・ベトナム・ミャンマー)の市場開拓も行っていくという。さらにデーターを分類・整理することで顧客要求に合わせたスピード開発やスピード提案などを行うという全社技術者集団化を目指していく。
 2012年度の売上高は26億6000万円を見込み、最終年度の2016年度までに32億800万円を目指す。

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